季節で色を変える六義園

六義園

(六義園公式サイトより引用/https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/about031.html)

 

近所に六義園があることを知ったのはごく最近のことだった。普段はあまり興味が無いので行かない。特に桜の開花時期は人が多そうなので休みであっても乗り気ではないだろうが、その日は何となく行ってみたくなった。

 

※この文章を書いている201849日時点では、既に都内では葉桜となってしまっている。出かけたのは3月26日のことである。ちょうど見ごろであった。

 

散歩がてら花見へ

駒込駅南口

庭園というものをあまり観たことがない。高校生の修学旅行でどこかの庭園に行ったような記憶があるけれど、都内に来てからは初めてだ。

そもそも、周囲を山々に囲まれた地で育った私にはあまりに自然が当たり前すぎて、興味が湧かなかった。そうなのだが、六義園に行ってみることでありのままの自然と庭園との違いを知るに至った。

六義園入場チケット

駒込駅の南口から徒歩5分ほどの距離に六義園はある。月曜日だからすいているだろうと思っていたが、存外、観光客が列を成していた。入場のチケットを求めて並んでいたのである。

私もその列に並び、さほど待ち時間なく入場する。入ってすぐに団小屋があった。昔から花と団子はセットのようだ。

私も食べようかと迷ったが、むしろチケットの列より並んでいるので止めることにした。金もあまりない。

 

団小屋を通り過ぎ、土と葉の青臭さの混じった林道を抜ける。その日は晴れて、3月にしてはむしろ暑いくらいだったがやはり樹木に囲まれていると涼しい。

アスファルトやタイルばかり歩いていた足の裏には土の感触が新鮮だった。

 

林道を抜けると、そこは吹き上がっているようなしだれ桜があった。地面から花びらが噴き出し、曲線を描いて舞い散っているようだ。間近で観ると圧倒的な存在感がある。

六義園のしだれ桜

六義園のしだれ桜

 

そのしだれ桜を中心として人々が見物している。カメラを手に写真を撮っている。私もその輪に加わることにした。

 

何枚か写真を撮り、再び輪から外れる。少し離れたところからそのしだれ桜を眺めてみる。やはり、湧き水を思い起こさせた。もしくは、高く吹き上がる間欠泉だ。桜花は観るものに熱を降り注がせ、魅了する。

六義園のしだれ桜

坂口安吾の『桜の森の満開の下』を思い起こさせる。ある種、魔的な力を内側に持っているようだった。

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2年半ほど暮らして来なかったことを後悔

六義園

それから庭園を軽くぶらついて外に出た。

生のままの自然と庭園との違いがよく分かった。庭園は人の目を楽しませるための、一つの作品なのだ。

草木や池、花々の一つ一つが作品で、五感を刺激してくる作品だ。また機会があれば違う季節に来よう。そして、別の庭園にも行ってみよう。

 

涼しげな風にゆれる桜に魅了される

桜は山桜が好きだ。小ぢんまりとしつつも色の濃い山桜。けれども、今回出会った圧倒的なしだれ桜も悪くない。気を抜くと飲み込まれそうになるのが良い。気まぐれで足を運んでみて良かった。

あの六義園では、今度はツツジが咲くだろう。

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